07.10.7 第一管区海上保安本部の函館航空基地で、「ヘリコプターと海猿の親子体験教室」と「ヘリコプターと海猿の一般公開」が、それぞれ午前と午後に開催されました。あいにくお天気は今一でしたが、午前中には前もって応募した親子が、貴重なヘリの体験飛行を満喫したようです。今年は、JCGエプロン上空でのスリル満点の救助訓練飛行はおこなわれませんでしたが、市民参加の親子体験飛行と格納庫内での体験吊り上げ救助訓練が、子供達の歓声と笑いの中で盛り上がっていました。
函館航空基地は、函館空港のエプロンのちょうど反対側にあります。湯の川温泉方面から国道278号(海岸線道路)を戸井・恵山方面へと走ると、史跡「志苔館跡」の案内板が左手に見えてきます。右手には「函館航空基地看板」もありますのですぐわかります。そのチェックポイント(見逃して志苔漁港まで行ってしまったら早速引き返す!)を左折して、少々急な坂道を上っていくと、JCG格納庫&基地建屋があります。丁度、飛行場の9番ゲートのところです。この9番ゲート周辺は、離発着の迫力ある飛行機の写真が撮れる絶好の撮影ポイントのひとつです。脚立があれば申し分ありませんが、ゲートの金網の穴越しにレンズを差し出せば全く問題ありません。古い話になりますが、1995.6.21函館空港でのANA857便ハイジャック事件のときには、この9番ゲートに脚立を持ち込み、半日ほど脚立上で過したことが思い出されます。
ちょうど9番ゲート前で、RWY12側から着陸したANA機がTWY-T5からエプロンに向かうところです。
JCG函館航空基地には、シコルスキーS76Cの「くまたか1号(MH755)」と「くまたか2号(MH905)」の2機が配置されています。また、函館港を基地にしている巡視船「つがる」には、ベル212の「ユーカラ(MH564)」が搭載機として艦上に配置されています。